お金と幸福度
お金の使い方と幸福度の関係を研究で読む

物を手に入れても満たされないのはなぜか。「物欲」と幸福感の研究
物やお金を重視する人ほど幸福感が低く、とくに買い物がやめられないなどの危険な行動や自己評価の低さと強く結びついていた。感謝の練習で物欲が下がった研究もある。

自分へのご褒美、同じことの繰り返しでは満足度が上がらない理由
ご褒美は繰り返すほど効かなくなる「快楽の順応」が起きる。支出の金額とは別に「バリエーション」が満足度と関係することが研究で示されている。

選択肢が多すぎると、なぜ選べなくなるのか。「選択のパラドックス」の研究
6種類のジャムの方が24種類より売れた有名な実験がある一方、50実験の分析では平均するとほぼ効果なし。迷いやすい条件を知るのが大切。

お金のことを考えると、人に冷たくなるのか。「マネー・プライミング」の研究と再現
「お金を意識すると人は自分本位になる」は有名だが、関連するお金の連想効果は大規模な再現実験で確認されず、246実験の分析でも出版の偏りが疑われた。

お金より時間を大切にする人の方が幸せなのか。「時間かお金か」の研究
多くの人はお金を選ぶが、時間を選んだ人の方が幸福感が高かった。時間を生み出すサービスにお金を使う人ほど、生活満足度も高かった。

お金の使い方で幸福度は変わるのか?お金と幸福の研究
他人のために使うと幸せになるという通説は追試で揺らいだ。7カ国調査で幸福感が高かった支出の傾向まで。

高いプレゼントほど喜ばれる? 贈る側と受け取る側のずれの研究
贈る側は高い物ほど良いと考えやすいが、受け取る側はそうとは限らない。体験の贈り物は関係を深めやすかった。

「1人の写真」には寄付したくなるのに、大勢の統計には動かされないのはなぜか
「顔のわかる1人の方が寄付を集める」という定説は、まとめて調べると効果は小さく、再現実験では確認されなかった。

同僚の給料を知ると、満足度は下がるのか。収入の「順位」と幸福感の研究
同僚の給料を知ると、真ん中(中央値)より低い人だけ満足度が下がり、高い人の満足度は上がらなかった。生活満足度は収入の額より「順位」と結びついていた。

物を減らすと幸せになれるのか。ミニマリズムと「自発的な簡素さ」の研究
自分の意思で消費を減らす暮らしは、幸福感の高さと結びついていた。ただし多くは相関の研究で、無理に減らすことを勧めるものではない。

収入が増えても貯金が増えないのはなぜか。生活水準の適応の研究
宝くじ当選者の研究では、賞金の約半分を受け取った時点で貯蓄に回っていたのは約16%。幸せへの「慣れ」の研究とあわせて、増えたお金の行方を検証しました。