貯金の悩みを、仕組みから立て直しまで
貯金できないのは、将来の価値を割り引く心理や、収入が増えると生活水準も上がる「慣れ」が関わるためです。先取りの自動化、封筒での仕切り、進捗の見える化、目標の立て方など、続けやすい工夫を研究から整理しました。
この順に読めます: なぜ → 工夫する → やってしまったら
01 なぜなぜそうなる?

将来の自分のために貯金できないのはなぜ?時間割引の研究
将来の価値を割り引く「時間割引」の心理。未来の自分の姿を見ると退職用に回すと答える額が増え、引き出しを制限する口座は実際の貯金残高を増やしたと研究で示されています。

収入が増えても貯金が増えないのはなぜか。生活水準の適応の研究
宝くじ当選者の研究では、賞金の約半分を受け取った時点で貯蓄に回っていたのは約16%。幸せへの「慣れ」の研究とあわせて、増えたお金の行方を検証しました。

節約を頑張るほど、あとで使いすぎてしまうのはなぜか。「節約疲れ」の研究
自制心を使い切ったあとは衝動買いへの欲求が強まり、「予算の上限」を意識すると高額な商品を選びやすくなる場合があることが、実験でわかっています。
03 工夫する研究で効果が示された、今日からできる工夫は?

貯金が続く人と続かない人の違いは?目標設定の研究
目標額が大きいほど貯金を始める人は少ないが、始めた人は多く貯めていたという関連や、「なぜ貯めたいか」を考えると多く貯めると答えた実験結果を整理した。

貯金アプリより「先取り貯金」が続くのはなぜ?自動化の研究
貯金が続かないのは意志の弱さだけではなく仕組みの問題。自動天引きと「次の昇給から貯蓄率を上げる」仕組みが続きやすい理由を、米国とケニアの研究から。

お金を封筒に分けると、使いすぎを防げるのか。「仕切り」と「目印」の研究
貯金用のお金は1つより2つの封筒に分けた方が多く貯まり、子どもの写真という目印でさらに増えた。仕切りが立ち止まる機会をつくる。

目標貯金額を「見える化」すると続きやすいのか。進捗表示の研究
進捗を数字ではなく棒グラフで見せると、ゴール近くで力が落ちにくいことが実験で示されました。進捗を記録して確かめると目標を達成しやすくなることもわかっています。
